音楽葬は、宗教的な儀式を用いず、故人が好きだった音楽を中心にお別れの場を構成する葬儀の形です。「お経ではなく音楽で送ってほしい」という故人の希望から選ばれることが多く、私たちが年間に担当する葬儀の中でも、問い合わせが増えているプランの一つです。

音楽葬の基本的な構成 ¶
音楽葬の式は、(1)参列者の着席と入場音楽、(2)故人の生涯を振り返る映像スライドショー(BGM付き)、(3)生演奏(1曲から3曲程度)、(4)参列者によるお別れの言葉、(5)献花、(6)出棺、という流れが一般的です。宗教的な読経・焼香はありませんが、献花や黙祷の時間を設けることで、参列者が気持ちを整える場を作ります。式の長さは通常60分から90分程度です。
選曲のポイントと実際に選ばれた曲 ¶
選曲は、故人が生前に好きだった曲を基本にします。クラシック(ショパン・ドビュッシー・バッハ)、日本の歌謡曲、ジャズ、映画音楽など、ジャンルは問いません。私たちがこれまで担当した音楽葬では、ショパンのノクターン第2番、美空ひばりの「川の流れのように」、ビル・エヴァンスの「Waltz for Debby」などが選ばれています。「故人が好きだった曲はわかるけれど、生演奏に向いているか不安」という場合は、担当者と演奏家が一緒に相談に乗ります。
生演奏の手配:どんな楽器が選べるか ¶
私たちが提携している演奏家は、ピアノ、バイオリン、チェロ、フルートの4種類に対応しています。ピアノは式場に設置されたグランドピアノを使用します(横浜中区式場のみ)。世田谷区三軒茶屋の式場では電子ピアノを使用しますが、音質については事前に確認していただけます。弦楽器・フルートは演奏家が持参します。演奏家との事前打ち合わせ(30分程度)を、式の1週間前に設けています。
費用と注意点 ¶
音楽葬プランの基本料金は498,000円(税込)で、生演奏1名・映像スライドショー制作(写真20枚まで)・式場使用料を含みます。演奏家を2名以上にする場合や、写真が20枚を超える場合は追加費用が発生します(事前に金額を提示します)。なお、音楽葬は式場の防音設備の関係上、横浜中区式場での開催を推奨しています。世田谷区三軒茶屋でも対応可能ですが、音量に制限があります。
音楽葬は、故人の個性を式に反映しやすいプランです。「こんな曲で送りたい」というイメージがあれば、まずそれを教えてください。そこから一緒に考えます。